地頭を鍛える前に目的を捉える【目的理解力が優秀なビジネスパーソンの秘密】

「地頭を鍛えるにはどうしたらいいですか?」

部下の新人コンサルタントから、このような質問を貰いました。

素直に答えることもできましたが、私はその答えを伝える前にあえて投げかけました。

「なんで地頭鍛えたいと思ったの?」

「仕事の効率が悪かったり、期待通りの成果物を作れていないので・・・。」

答えて終わらせなくて良かった、と思いました。

「地頭を鍛えることも大事だけど、それ以前の問題なんだよ。」

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自分の無力を受け容れる

この新人コンサルタントは、真面目な性格であるが故に悩んでいるようでした。

「自分が上手く成果を出せていない、期待に応えることができない」という悩みは正直な話、大半の人間が経験することですよね。

プロフェッショナルとしての訓練を積んできた人間(就職前にMBA取得、起業経験者等)でない限り、社会人になりたての人間が成果を出せるとは期待していません。

活躍できないリスクや育成に時間を取られることを踏まえてでも、投資として新人コンサルタントを育成しているのです。

期待していない。

冷たいようですが、言葉程冷たい世界でもありません。

正確に言うと「現状の実力には期待していない=成長力に期待している」のです。

ですから、焦ることなく実力がないことを正面から受け容れることから始めてほしいです。

他人と比べるのではなく「競う相手は昨日の自分」です。

目的を正確に捉える

自分の現状を捉えたら、次は仕事の目的を正確に捉えてほしいです。

「作業の意味合い・位置づけ」と言い換えてもいいかもしれません。

指示された内容を「なんとなく分かった」程度で作業に着手したり、他人とコミュニケーションをするから、方向性がズレたままの成果物が出来たり、「何を言っているか分からない(もしくは伝書鳩)」と言われてしまうのです。

どれほど小さな作業でも、何か大きな仕事や成果物に繋がっているのです。

作業の先にある「目的」を捉えることで自分の作業における方向性や期待水準を推測できるようになります。

この推測するという部分は、冒頭にあった地頭が活かされるかもしれません。

ですが、それ以前の目的理解は単に「コミュニケーション」の問題と「意識」の問題です。

聞けば良いだけです。

ここで、目的理解にも地頭が影響を与えるのでは?という意見もあると思います。

一理ありますが、今回のような新人コンサルタントに対する問題に限定するのであれば、指示を出して目的を伝えるマネージャークラスの要因であることが大半です。

作業者クラスの場合、目的を理解して効率的な作業に落とし込んだり、分かりやすい形式にアウトプットする部分になってから、地頭が影響を与えます。

ただ目的を履き違えた人間が「優秀な地頭」をエンジンにして、爆速で間違った方向に走り出してしまってはもったいない。

チームとしてのパフォーマンスが低下します。

新人コンサルタントはまず、「目的理解」に8割の力を注いでください。

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