コンサルうつ病克服ブログ⑩:うつ病診断とカウンセリング

生まれ持った気質はHSP。

そして、うつ病を抱えながらもコンサルとして働き続ける。

その為にはメンタルクリニックに通うことが必須でした。

メンタルクリニックに通うことになってからの治療過程。

悪いことばかりではありませんでした。

診察・カウンセリングで得た「認知改善の機会」

これが最も大きな薬となりました。

目次

メンタルクリニックでうつ病と診断

初診のときは「社会人としての生活をなんとか維持していた」という感じでした。

仕事中が誰とも会話せずにメールで用事を済ませ、ランチも1人。

帰宅後は着替えもせずにベッドに倒れこむ。

シャワーを翌朝に浴びて、また出社。

このような日々から抜け出すためにメンタルクリニックで診察を受けることを決めました。

初めてメンタルクリニックへ行くとき。

クリニックの入っているビルの周りをウロウロしてしまいました。

気恥ずかしさなのか、自分でも認めたくないからなのか。

腕に着けた腕時計に目をやると、予約の時間ちょうど。

観念してビルに入り、受付のためにクリニックへ向かいます。

受付のときに待合室へ視線を配ったとき、こう思いました。

「意外と人が多いな」

年齢も性別もバラバラで、付き添いなのか夫婦でいらしている方もいました。

都会ということもあるのでしょうが、私が大学生だった頃と比べて、メンタルヘルス分野の距離が近くなったことも影響していると思います。

他の患者さんと視線を合わさないように待合室で30分くらい待ったでしょうか。

ついに自分の名前が呼ばれました。

医師は男性の方。

でも、物腰の柔らかい先生で声も落ち着いたトーンで少し安心しました。

「どんな状況なんですか?」

予約の電話や問診表の記載をもとに診断が始まります。

医師を相手にして、自分の症状を偽ることに何のメリットもありません。

私は、頭痛や吐き気が続いていること、人と関わることが嫌になっていること、部屋も片付けられないし風呂やシャワーもなんとかこなしていることを素直に伝えました。

「うつ病と言える状態だと思います。」

医師からそう告げられた私は、安堵しました。

これで治療を進めていける。

この苦しみから抜け出せる。

医師からはサインバルタなどの薬を処方してもらいました。

薬を飲み続けて半年。

確かに気分は改善されてきました。

薬だけの効果ではなく、医師からのアドバイスを実践した結果でもあります。

セロトニンという「幸せホルモン」の材料となるような食べ物・サプリメントを摂取したり、日光に浴びることを意識したり。

少しずつ生活を改善していきました。

しかし、医師のアドバイスだけでは、自分の生き方を見つめなおす程の効果はありません。

心身ともに調子が良かったある日、私は認知行動療法を受けたい旨を医師に伝えました。

医師の仕事はあくまで診察と処方です。

自己の認知や思考の癖を直す・見つめ直す役割は心理士・カウンセラーと呼ばれる方のお仕事。

医師も私の症状が改善していることを感じてくれたのか、私の申し出を肯定してくださりました。

ここから「医師による診察」・「心理士によるカウンセリング」が始まります。

心理士との認知行動療法カウンセリング

担当になってくださったのは、40代くらいの女性心理士です。

とても優しい笑顔で、私の話を聞いてくださりました。

心理学を専攻していた身として、心理士の方から直接的なアドバイスや短期的に楽になる特効薬的なカウンセリングがあるとは思っていません。

自分を苦しみから解放してくれる「ありがたいお言葉」を授けてくれる、なんてことはない。

認知の癖に気付いて自分を救うのは、あくまで自分。

心理士はその手伝いをしてくれるだけ。

このことが理解されず、心理士とのカウンセリングを有意義な時間にできない方もいるのなら残念に思います。

私は自身の経験も踏まえ、最初から、過去にアダルトチルドレンという見解を受けたことや、現在の仕事環境などを包み隠さず伝えました。

「あなたは、“自分を労わること・大事にすること”から初めてみましょう。」

家族や友人を労わってきたように、自分自身を労わること。

自分の中に、自分を見守り大切に扱う“もう1人の自分”を寄り添わすイメージ。

感覚なので文字で伝えることは難しいですね。

自分を大切にする親友が心の中にいることイメージして自分を大切にする日々を過ごす。

結果として、数か月で自分を許せる感覚が醸成されはじめたのです。

ただ自分が存在することが許される感覚や他人への過剰な貢献・奉仕をしなくても良い事実。

それは、アダルトチルドレンやコンサルタントとして、努力と成果でしか自分の存在意義を認められなかった私にとっては違和感。

ですが、自分自身が勝手にハードルを上げて、自分を苦しめていたんですね。

まだカウンセリングが受けていますが、心理士によるカウンセリングによって「認知・思考の癖」を見つめ直せました。

カウンセリングを受けて得た大きな収穫は、もう1つ。

私は、“経験を「言語化」することで、自分の過去・気持ちに整理をつけて、受け容れていく傾向がある”と知れたこと。

1人で紙に書きだしたり、ブログで誰かの役に立つように吐き出すことを意識しています。

こんな風にカウンセリングを受けて、私は自分と対話することができました。

もちろん、個人の体験談であり感想なので、万人に同じ未来があるとは限りません。

でも実例として、自分が変わりたいという想いと、それを支える医師・心理士の支えがあって改善した例もあることを伝えたいです。

うつ病を抱えながらもコンサルタントとして

私はこのような治療とカウンセリングを経て、症状を抱えながら仕事を続けることができました。

仕事を続けることに対して、コンサルタントとしてのプライドもあったのかもしれません。

それ以上に仕事を続けることができたのは上司に打ち明けたことが良い影響を与えてくれたと思います。

仕事を続けていきたいと思いながらも、精神的に苦しんでいることを素直に伝えました。

そうすると上司は言ってくれました。

「仕事を続けることも、休むことも、どちらを希望しても叶うように支援をする。」

この言葉をもらい、気持ちが楽になり仕事を続けることができました。

あなたも、抱え込まずに身近な人に打ち明けてみてください。

きっと、支えてくれます。

ぜひ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

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これが、わたしにとっての理想でした。

しかし、無理をしないことが一番。

職種や業界、職場を変えて、うつ病や自分と向き合いながら、仕事を続けるという選択肢も考えてみてください。

人生の選択肢は1つではありませんよ。

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