コンサル業界へのキャリアアップ・転職を焦って決めてはいけません。
新卒からコンサル業界で働いてきた経験からお伝えしたいのですが・・・
焦ってはいけません。
コンサルティング業界は確実に成長につながる経験を得られます。
得られた経験やコンサルとしての知識・スキルは、キャリアアップや年収アップを目指せるチケットにもなりえます。
しかし、コンサルティング業界に転職するまえに人生設計やキャリア設計をしっかりと考えることをオススメします。
コンサルタントという職業を選び、年収アップを狙う。
コンサルティングファームへキャリアアップ・転職を考える。
とてもいいと思います。
でも、優しい世界ではないコンサルティング業界に転職をする理由が大事。
理由がフワフワしていると、すぐに事業会社への転職活動をする結末になってしまうかもしれません。
今回は若手ビジネスパーソンにこそ考えてもらいたい、キャリア設計も含めた人生目標の設計方法についてお伝えします。
新卒から総合系コンサルティングファームという実力主義の世界で働き続けた経験は、あなたの役に立つはずです!
キャリアアップ・転職の前に、人生で大事なことは・・・?
「あなたの人生で大事なことはなんですか?」
高年収で成長につながるコンサルティング業界。
キャリアアップ・転職により得られるメリットも多いですが、クライアント企業に常駐して成果を出し続ける日々を過ごします。
本当に、そのような日々を送る覚悟がありますか?
人生での優先順位は人それぞれです。
世界、国、地域社会、会社、家族、恋人、友人・・・。
考える観点も多々あって、その優先順位も人生のステップによって変化していくのが普通です。
筆者「きつね」の考えですが、人生において「ビジネス・仕事」は最優先で考える事項ではないと考えています。
しかし、20代と30代前半は「ビジネス・仕事」を優先することがあってもいいと考えています。
典型的な日本人の人生においては、22歳になる年に大学を卒業して新卒で会社に就職しますよね。
大学時代の就職活動で考えていたのは、「どう生きていくか」ではなく「どんな会社に就職しようか」だったはずです。
就職して数年が経った現在。
どうでしょうか?
就職をして実際に働いたからこそ、改めて「どう生きていくか」を考えてみてほしいのです。
そのうえで「どんな会社に就職しようか」「どんなキャリアを築いていこうか」という順番と納得が大事ですね。
筆者「きつね」が年末年始に行っている人生目標の棚卸についての考え方をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【実践】人生目標の考え方
本当にオススメなのは、以下の3ステップを1サイクルとしてグルグル回すことです。
人生目標を捉えた「キャリアプランの考え方」
- 自分にとっての「人生の重要カテゴリー」を列挙
- 「年齢」×「人生の重要カテゴリー」でマトリクスを作成
- 1年間の動きを詳細化
1.自分にとっての「人生の重要カテゴリー」を列挙
1つずつ詳細を見ていきましょう。
まずは「人生の重要カテゴリー」を列挙することからです。
前述の「家族」・「恋人」・「友人」等のカテゴリーをベースに、自分が譲れないものを明確にすることが大事です。
嫌いなことを書く方法もありますが、それはマイナスをゼロにする為の考え方。
まずは理想像(プラス)を固めていくことが大事です。
例えば、以下のようなカテゴリー(自分が大事だと思う分野)を列挙してください。
人生の重要カテゴリー
- 「世界」:世界平和、環境問題や自然保護等に関わりたい。SDGs問題に取り組みたい。
- 「国」 :日本という国に貢献したい。高齢化社会等の問題に興味がある。
- 「地域」:地域振興や町興し等に興味がある。
- 「会社」:自社の発展に貢献したい。
- 「家族」:家族との時間を大事にしたい。子供の成長を見守りたい。
- 「恋人」:恋人との時間を大事にしたい。
- 「友人」:友人との時間を大事にしたい。
- 「仕事」:仕事を通じて〇〇を実現したい。
- 「趣味」:趣味の時間を大事にしたい。
- 「健康」:心身ともに健康で穏やかに生きたい。
- 「金」 :何よりもお金が欲しい。
その上で、本当に大事なものを5つだけ選んでください。
上記から抜粋しても大丈夫です。
2.「年齢」×「人生の重要カテゴリー」でマトリクスを作成
大事な5つのカテゴリー毎に、ざっくりと5年か10年単位でいいので、それぞれがどう変化していくのかを言語化していってください。
しっかりと言語化することが大事です。
言語化するときは優先順位も意識してください。
25歳
【家族】
└ 妻(夫)と過ごす時間を大事に。
【仕事】
└ マーケティング戦略の経験を増やす。
【健康】
└ メンタルヘルスを改善させる。
【趣味】
└ 写真の勉強をする。
【国】
└ コンサルタントとしての仕事を通じて国に貢献する。
30歳
【家族】
└ 子供が生まれるので育休を取る。
【健康】
└ 健康・体力維持の為、ジムに通う。
【仕事】
└ グローバルファームに転職をして、マネージャーとして戦略~ITを一気通貫で支援する。
【趣味】
└ 写真のコンテストで入賞する。
【国】
└ 少子化問題に取り組むNPOにプロボノとして参加する。
これでライフプランの仮決めができました。
3.1年間の動きを詳細化
あとは各時間軸単位で何をするのか、細分化・詳細化していく作業を年末年始等で実施ください。
家族との時間を大事にする為に、上司に仕事の配分について相談するも良し。
自分の生産性を上げる為に自己研鑽に努めるも良し。
実現方法は数多ありますので、自分の環境と照らし合わせて考えてみましょう。
優先順位は変わって当たり前
私達のような普通の人にとって、人生の優先順位は変わっていくのが当然です。
でも、悪いことではないし焦る必要もありません。
子供の頃に抱いた夢が高校生になっても同じなのかというと、そうでない人が大半かと思います。
それは自分を知り、社会を知り、人生の選択肢が増えたり減ったりした結果です。
なので、これからも変わることを前提に。
ただ、目指す方向性を決めもしないで大海原に駆け出すのは自殺しにいくようなものです。
気付いたら海に1人漂っていて、他の奴らはあの島に着いたのかな、と想いを巡らす。
これが他者との比較による劣等感や焦りの原因です。
要は他人軸で生きている。
今日、「自分軸」で生きていくことを決断しましょう。
最後にキャリアプランを考えよう
人生目標を定めたら、次にやっとキャリアプランを考える番です。
キャリアプランを考えるうえで大事なことは、以下の要素です。
キャリアプランを考えるうえでの重要要素
- ライフプラン達成に近づけるか
- 性格やコンピテンシー(行動特性)に適しているか
この2つの要素を満たしているキャリアプランを描いていきましょう。
時間軸:ライフプラン達成に近づけるか
「ライフプラン達成に近づけるか」を時間軸として、各ライフステージにおいてどのような働き方をしていたいのかを考えます。
勤務地や年収なんかも考えてください。
50代でリタイアしたいのか、定年を迎えても働き続けたいのかで描くキャリアプランは変わってきます。
結婚するのか、子供はいるのか。
都心で暮らすのか、田舎で暮らすのか。
また、それは「あなたが何歳のときに達成」したいのか。
働くことを、あくまで手段として捉えなおしてください。
適正度:性格やコンピテンシー(行動特性)に適しているか
働きかたのイメージができたら、最後に考えるのは「あなたに適しているか」です。
年収が高いからといって、あなたの性格や行動特性と合っていないと辛いですよね?
ぜひ、無料で受けられる適職診断から、あなたに適した職業を考えてみてください!

最後は転職エージェントにコンサルティング依頼
ここまで考えぬいたのであれば大丈夫!
あなたの人生目標に向かって、コンサルティング業界への転職という一歩を踏み出せるはずです。
覚悟が決まったら、筆者「きつね」が実際にお世話に転職エージェント『アクシスコンサルティング』にキャリアコンサルティングのご相談をすることをオススメします。
あなたが描きたいキャリア設計に近づくコンサルティングファームはどこか?
どういったポジションで転職するのがよいのか?
豊富なコンサルティング転職支援の実績から的確なアドバイスをいただけます。
こちらの体験談を読んでもらえれば、嘘ではないとわかってもらえます。
あなたのコンサルティング転職を成功させるためにも、ぜひいちどご覧ください!
