本日は30歳でFIREを実現させた穂高さんの書籍『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』をご紹介します。
FIREブームの火付け役となったといっても過言ではない穂高さんの書籍に書かれているFIRE実現方法とは?
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』からの学び
- 「支出最適化15選」を参考に自身の支出を最適化する
- 支出の最適化により生まれた余剰資金で入金力(投資資金の確保力・捻出力と捉えてください)を高める
- 高配当・連続増配株を買い増す
- 上記のサイクルを回し続ける
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』オススメ読者

経済的な自由を獲得し、早期に退職すること(アーリーリタイア)に憧れる人は多いでしょう。
そのようなライフスタイルは「経済的に自立した早期退職」という意味の英単語で表されて話題になっています。
- Financial
- Independence and
- Retire
- Early
これらの頭文字をとって、「FIRE」と呼ばれています。
目指す全米の若手エリートが増えており、日本でも話題になっています。
この本は、普通のサラリーマンでも30歳でセミリタイアが可能だと証明してくれました。
特にオススメの読者は以下の方です。
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』おすすめ読者
- 「日々の過ごし方」を自分で決めて生きていきたいと思う方
- 給料以外の収入源や不労所得を得たい会社員の方
- 株式やETFに興味がある投資初心者の方
あなたが、会社員で毎日の通勤や仕事に人生を費やしていると感じているのなら・・・。
ぜひ、一度読んでみることをオススメします。
筆者「きつね」も定期的に株・インデックスファンド・ETFを購入しています。
この本は、投資に必要なマインドや投資手法の勉強になりました。
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』概要
著者の穂高さんが実践した具体的な投資手法や生活のコツを丁寧に教えてくれています。
残念ながら、日本は人口が減少していき、市場が縮小していきます。
日本株よりも、市場が安定的に成長していく米国株や「S&P500」などのアメリカの代表的な株価指数に連動するETF購入による長期投資の重要性を説いています。
投資について勉強された方にすると、記されていることは基本的な情報が多いために新たな学びは少ないかもしれません。
ですが、書籍冒頭に記載されている「FIRE実現への決意」や「FIRE実現により得た経済的自由な生活」の話は、労働や投資に対する意識を変化させてくれます。
「何のために生きているのか・働いているのか・投資をしているのか」
改めて考える良い機会になりました。
著者(穂高 唯希)
著者は三菱グループに属する企業に入社された「穂高 唯希」さんです。
「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログを運営されており、30歳でセミリタイアを実現されたことで話題となりました。
ご家庭のご事情もあり、14歳という若さで為替の勉強を始めたそうです。
「金融に関する知識の土台が10代から培われていたのこともFIRE実現の原動力?」と思いましたが、本を読み進めるうちに金融知識は関係ないということがわかりました。
23歳で就職した際、型にはまった考えの大企業と御自身の考えの差に違和感を感じてセミリタイアを決意されたそうです。
決意された後に「支出の最適化」と「収入を投資に回す」ことを徹底。
配当金収入は月平均20万円超え。
金融資産は7,000万円に到達。
30歳でFIREを実現されました。
三菱グループの企業に就職されたということで、元々の手取りや年次による昇給も30歳でのセミリタイア・FIRE実現に寄与したものと推測されます。
しかし、どのような職業・手取りでも少しずつ投資に挑戦することでFIREに近づけます。
FIREを実現できるかは「行動するかしないか」だと思います。
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』目次
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』の目次を眺めるだけでも、FIREを実現するためのエッセンスがわかるかもしれません!
- はじめに
- Chapter1 私が早期セミリタイアをめざし投資手法を確立するまで
- 入社初日に決意した“豚舎脱出”
- 収入の8割をせっせと株式買い付けに回す単純作業
- Column:経済的自由を達成した先に、夢や希望があるか
- Chapter2 支出を最適化し、 高配当・連続増配株投資を始めよう
- 心地よい資産形成には高配当・連続増配株の投資は有力
- 株価に一喜一憂せず、上がっても下がっても売らない
- 株価が暴落した際に、思い出すべきこと
- 資産形成の基礎は、支出の最適化(節約)にあり
- 年収 500 万円以下でも配当金 200 万円を得ることは可能
- 高配当株・連続増配株への投資には米国株が有力
- Column:節約を続けるコツは、高消費生活と節約生活を両方体験すること
- Chapter3 お金自動発生マシンを組み立てよう
- お金自動発生マシンを組み立てよう
- つみたて NISA や一般 NISA・イデコ活用術
- 潰れず増配し続けるアメリカの企業に投資する
- 米国株 ETF を買い続けるのが一番カンタン
- Column:「理論」と「実践」は分けて考えよう
- Chapter4 お金自動発生マシンを強化する
- お金自動発生マシンを強化する
- VIX 指数 以上は買いタイミング検討の目安私がこれまで投資してきたポートフォリオを公開!
- 投資銘柄メンテナンスはここをチェック
- それぞれの人に合った資産形成法を考える
- ケース1 将来が不安 27歳(女性)・独身・年収 350 万円の場合
- ケース2 少しでも生活を豊かにしたい 36歳(男性)・夫婦共働き・年収 500 万円の場合
- ケース3 老後資金を少しでも増やしたい 57歳(男性)・妻は専業主婦・年収 700 万円の場合
- ケース4 本気で FIRE をめざす 24歳の場合
- ケース5 子供にも投資を伝えたい 52歳(女性)・子供2人を育てるシングルマザーの場合
- Chapter5 資産形成は目的ではなく手段
- 資産形成は目的ではなく手段
書籍概要
本で書かれていることのポイントは以下の2点だと思います。
- 「支出の最適化」による「入金力」向上
- 給料の8割による高配当・連続増配株の買付
Chapter2にも記載がある「支出最適化15選」はどれも簡単で、私も実践していこうと思いました。
例えばですが、あなたはペットボトルで飲み物を買わず、マイボトルで白湯を飲むことをどのように捉えますか?
「我慢」ですか?
「節約」ですか?
「支出の最適化」ですか?
著者の穂高さんは支出の最適化と捉え、ストレスなくマイボトルに白湯を入れた生活を自然に捉えていらっしゃいます。
格安スマホを使ったり、1,000円カットの美容室を使ったりと、思えば「支出の最適化」をするチャンスは私たちの日常に転がっています。
上記でも記載した「支出最適化15選」の実践と少額でも良いので米国ETF購入をすることから始めてみてください。
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』からの学び
- 「支出最適化15選」を参考に自身の支出を最適化する
- 支出の最適化により生まれた余剰資金で入金力(投資資金の確保力・捻出力と捉えてください)を高める
- 高配当・連続増配株を買い増す
- 上記のサイクルを回し続ける
これに限ると思います。
あなたの「日常の消費・浪費のなかで、本当に必要なものは何でしょうか?」
消費・浪費を投資に回すことでFIRE実現を目指してみませんか?
【本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法】を読んで、セミリタイアを目指してみてはいかがでしょうか。
普通の会社員は不動産投資でFIREを
今回ご紹介した本では、「株式・ETF・投資信託」といったペーパーアセットでの資産運用とFIRE達成への道のりを取り扱っています。
「株式・ETF・投資信託」 で資産形成をするには、これらの金融商品を購入できるだけの資金力・入金力が必要になります。
しかし、普通の会社員では、なかなか金融商品を購入するだけの余剰資金を準備することが難しいのが実態ではないでしょうか。
つみたてNISAやiDeCoを活用した資産形成もできますが、コツコツと積み立てていくので、定年退職後の老後生活資金を補うためという側面が強いです。
では、普通の会社員がFIREに近づく方法はないのか。
あります。
オススメなFIRE実現手段が「不動産投資」です。
初心者には抵抗がある投資手法かもしれませんね。
ですが、『セカオピ』といった完全中立の不動産投資アドバイザーサービスを活用したり、不動産投資の教科書を読むことでメリット・デメリットを理解すれば決して怖いものではないとわかるはずです。
時間は有限。
投資は「限られた時間」を味方に、お金を育てることができます。
40代、50代になって後悔しないために、まずは勉強から始めてみませんか?
