日頃から「生きづらい」と感じているあなたはHSPかもしれません。
「仕事関係でなくとも人に会うと疲れる」
「大勢の集まりに参加しているとイライラしてくる」
「電車や映画館のような特定の場所の匂いが苦手」
「なんでこんなに他の人と比べて、細かいことに気が付くし、疲れやすいんだろう」
このような悩みを抱え、仕事に疲れ、ストレスがピークに達した頃には、うつ病・適応障害となって人生の大事な時間や感情を失ってしまう。
このように苦しむ人が1人でも減ってほしいという想いも込めて紹介できたらと思います。
タイトルは・・・
【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本】
「繊細さんの、繊細さんによる、繊細さんの為の本」です。
HSPとは
この記事をご覧になっているあなたはHSPについてご存知かもしれませんが、簡単に説明します。
「生まれつき感受性が人一倍強く、刺激に敏感な気質を持った人」を指す言葉である「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」のことです。
15~20%の人はHSPという気質を備えているということですので、5人に1人はHSPであると言えますね。
詳細はこちらの記事をご覧ください。

あの芸能人もHSP?
芸能人にもHSPだと公表されている方がいます。
ただ、専門家の診断を受けた結果ではない方もいらっしゃるとは思いますので、あくまでご参考で。
田村淳「気質だと知って楽に」
ベッキー「HSPだ。わたしも」
要潤「うわ、完全に俺もHSPかも」
特にロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、本書の著者である「武田友紀」さんとの対談でHSPであることに気付いたと仰っています。
HSP専門カウンセラーの武田友紀さんとの対談でHSPであることを知って、自分が何者なのか分かったし、自分に対する理解が深まってラクになりました。
ロンブー田村淳さんのHSP処世術「周りと意見が合わない時は、HSPのせいにしてます(笑)」
他にも、うつ病を公表した最上もが(元でんぱ組.inc)さんもHSPのようです。
オススメ読者
3つ書きましたが、私のことを書いただけです。
オススメ読者
- HSPについて入門書を読みたいと思っている方
- 仕事関係や身近な人の鈍感さにイライラしてしまう方
- 飲み会や交流会など、人の集まりが終わると「ドッと」疲れを感じる方
著者の武田さんはHSP専門カウンセラーとして、他にも書籍を出されていますが、最初の1冊としてはこの本がオススメです。
HSPとは何かということから、日常生活での対策と知識とノウハウ満載の1冊です。
診断チェックリストも載っているので、「私ってHSPかも?」とお悩みのあなたも、お手に取ってみてください。
著者(武田 友紀)
著者はHSP専門カウンセラー「武田 友紀」さんです。
- 武田 友紀(たけだ ゆき)
- 1983年福岡県生まれ
- 九州大学工学部機械航空工学科卒
- メーカーでの研究開発を経て独立
- フリーのカウンセラーとして個人向けの人間関係カウンセリングや適職診断を行う
著者である武田友紀さんもHSPだそうです。
子供の頃から繊細な側面はあったそうですが、御自身も親御さんも「少し繊細かな?」くらいの感覚でHSPとは気付きようがなかったと考えられます。
HSPとしての繊細さに気付かずに社会人になって、休職者が出るような職場で仕事をこなしていたそうです・・・。
そもそも、HSPという言葉や概念が広まってきたのが最近ですからね。
「繊細さん」という親しみのある言葉で、HSPを表現してくださった武田さんのおかげです。
武田さんが書かれた別の本はこちらでも紹介しています。
HSPのあなたが幸せを見つけるコツが書かれた本で、私がブログを始めるキッカケとなった本です。

目次
目次をご紹介します。
- 第1章 繊細さんがラクになれる基本
- 第2章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
- 第3章 人間関係をラクにする技術
- 第4章 肩の力を抜いてのびのび働く技術
- 第5章 繊細さんが自分を活かす技術
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 概要

語りかけるような優しい文章と4コマ漫画や挿絵が織り交ぜながら、読んだ日からすぐに試せる実践的なテクニックが紹介されています。
HSPが行うべき予防とケア
「繊細さん」と一括りにしても、刺激を受けやすい感覚や情報は人それぞれです。
例えば私は、視覚の影響を受けやすいです。
光の強さや眩しさというよりも、「騒がしさ」に影響を受けやすく、疲れやすいです。
人が蠢く繁華街は、人・建物・お店・看板と情報が多すぎて・・・。
一方で、知り合いに音が気になる人がいます。
食事中に他人の咀嚼音が気になったり、電車の中での他人の喋り声気になったりするそうです。
電車の中ではイヤホンが欠かせないそうです。
このように人それぞれで刺激を受けやすい感覚は異なるのですが、2章では、五感それぞれに対して予防とケアの方法が紹介されています。
知人が行っているような「イヤホンを使う」というのは電車の中での「予防法」として効果的で本でも紹介されています。
私は単純に視力が悪くて眼鏡をしているのですが、眼鏡をすることで物理的に世界と境界線ができることが安心に繋がります。
逆に、眼鏡を外せば世界がぼんやりと映るので、それはそれで予防策として活用しています。
あなたが刺激を受けやすい感覚についての予防策・ケアの方法が分かると思いますよ。
これからは、私が8つのスキルを実践する立場です。
自分を偽る必要はない
繊細さんことHSPの方は、人との関わり方について悩みを抱くことが多いと思います。
その最大の罠と評されることが書かれています。
繊細さんの最大の罠は、相手のわからないという感覚がわからないということです。
細かいところにまで気が付いてしまうのがHSPの人にとっては普通なのです。
「普通」という感覚が人それぞれであるという当たり前と言えば当たり前なことなのですが、感覚が違い過ぎて忘れてしまうのでしょう。
当然として、他人とは感覚が違うのですから、無理をして自分を偽って他人に合わせたり尽くしたりする必要もないのです。
逆に自分を偽ったり、過剰に誰かを手助けすることで、本当の自分を他人が認識せずに接してくる人が増えることは不幸の始まりだと思います。
そのことを教えてくれました。
「繊細さん×繊細さん」と「繊細さん×非繊細さん」のパートナーシップの築き方なんかもアドバイスがあるので、身近な方との人間関係に悩んでいる場合も、きっと参考になりますよ。
仕事で疲れないコツ
繊細さんは仕事が丁寧で、細かい所に気が付いて、いろんな人を助けたりすること多いのではないでしょうか?
仕事ができる・頼れる・優秀と思われる⇒仕事が集まってしまう⇒疲れてしまうという状況に陥っている方も多いはずです。
- マルチタスクを行わない
- 気付くと対応するを分ける
- マイルールを決める
などの具体的なノウハウは大変勉強になりました。
次に仕事に対する考え方ですが、これは繊細さん・HSPに限った話ではなく、全てのビジネスパーソンが知っておくべきことです。
でないと、人生損します。
- 「得意を活かすがんばり」をする
- 適職は「想い×強み×環境」の重なる部分に存在する
最後に
あなたや、あなたの周りに繊細さんがいらっしゃるのであれば、繊細さんへの理解を深め、知識を広めてほしいです。
単にメンタルが弱いと誤解されてしまうこともあり、うつ病の罹患に至ってしまうケースもあると思いますが、繊細な人間が持つ感受性は誰かの助けになったり、芸術を生み出したりする素敵な才能です。
少しでも自分を責めたり、うつ病になったり、自殺をする人が減ることを願って。
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