フォームtoファームの転職活動(2回目)を始めます!
コンサル業界では転職も珍しくありません。
筆者「きつね」も2回目の転職です。
大手コンサルファームに入社してマネージャーまで昇格することができましたが、マーケティングに関する経験を磨きたくて転職をしました。
しかし、1度目の転職は正直、失敗だったと思います。
今回は1度目の転職を振り返り、2回目の転職理由を棚卸しようと思います。
次回からの記事では面接のこともお伝えしたいと思います!
1度目のフォームtoファーム転職理由
最初の転職で転職を考えた理由はこちらに詳しく書いているのですが、簡単にまとめると以下のような理由になります。
総合系コンサルファームからの転職理由
- マーケティングの経験を得たかった(ジョブを変えたかった)
- ワークライフバランス、というか自分の価値観により合うファームで働きたかった
- 気軽に転職をして、自分の市場価値を測りたかった
コンサルティング業界というのは専門性が非常に重要になってきます。
業界や業種に関するコンサルティング経験や知識という方向性での専門性(インダストリー軸)もありますし、財務会計やシステム導入などの経験や知識という方向性での専門性(ソリューション/コンピテンシー軸)というのもあります。
どちらの方向性を選ぶのか、もしくは両方の軸を組み合わせて独自の提供価値を磨いていくのかは人それぞれです。
ただ、クライアントに提案をして「さすが、業界トレンドやわが社の課題を知っているね。まさにわが社でも課題となっている。解決したいから力を貸してほしい。」と思ってもらわないといけません。
そう思ったときに「クライアントに対して、社会に対して、自分が提供したい価値は何か?」を自身に問いかけると、マーケティング領域だと思ったのです。
心理学を専攻していたことも影響としては大きいですね。
人の心がどのように動くのか、個人の性格や価値観、欲求を満たすために考える仕事。
マーケティングとデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する専門性を磨きたく、総合系ファームからデジタルマーケティングや顧客体験(CX)の領域に近づく機会がありそうなファームに転職をしました。

2度目のファームtoファーム転職理由
1度目の転職は失敗だったと記事の最初に書いていますが、その理由を棚卸することが次の転職に活きてくるはずです。
1度目の転職先は、規模が小さなコンサルティングファームです。
当然、社名は明かせませんが・・・。
規模の小さなコンサルティングファームであれば、自分がこれまで経験したことのないプロジェクトにも携われる機会が多いのではないかと思ったのが大きな理由です。
「マーケティング領域の経験を積みたいです!」と転職しても、大手ファームだとマーケティング経験者や未経験でも「MBA取得してます」みたいな人がかなりの人数いるわけですから、チャンスが少ないと思ったわけですね。
この考え自体は正しかったと思います。
自分のマーケティング経験といえば、古い印象のある商材をどうやって新しい印象に塗り替える?といったリブランディング案件に近いことを、専門性もない人間がなんとなく方向性を整理した程度の経験です。
規模の小さいファーム故に、こんな経験でもマネージャー職位でマーケティング経験が(かなり薄いとしても)ある人間は少なく、自分にプロジェクトが任されることもあったわけです。
かなり苦労したのですが、なんとかプロジェクトは完遂することができました。
しかし、パートナーやシニアマネージャーのサポートというのも期待できず、規模が小さいためにナレッジも蓄積されておらず有識者もおらず、我流でコンサルティングをしている感が拭えませんでした・・・。
書籍を読んだりすれば、それっぽいことは言えますし、プロジェクト自体は形にすることもできます。
「でもコンサルティングってこんな感じだっけ?ノリというか、なんとなくで進んでる感あるけど、クライアントに申し訳なくない?」
こんな考えが頭に浮かぶと、組織の悪い点が目につくものです。
自分にマーケティングのプロジェクトが任されたのと同様に、周りでも未経験者やスキルセットがマッチしていないアサインが当然のように行われていました。
そうなるとプロジェクトは炎上するわけで、マネージャー以上の職位は火消しをしながら、複数プロジェクトを回すことが普通という状況でした。
一部、ある程度仕事のできるコンサルタントはいたのですが、そういう人間って囲われているんですよね。
偉い人が優秀なスタッフを囲い込む「○○島」って奴ですね。
優秀なスタッフは元から優秀だったり、中途のコンサル業界経験者だったりするわけです。
優秀じゃないスタッフは育てるためのOJTやフィードバックもなく、使い捨てな感じが酷いと感じてしまいました。
自分はたまたまマーケティングの経験を得るという目的を達成できる場に付けましたが、会社全体を俯瞰的に見つめ直すと健全な状態ではない。
プロフェッショナルなコンサルティングファームとして、この違和感を抱いていない人も多いようで、組織と価値観や方向性と自分の考えが合わないと考え始めました。
これが転職の大きな理由です。
中途半端なポジションのファームに転職してしまったことが悪かったのだと反省しています。
外資系コンサルティングファームやBIG4と呼ばれる大手ファームであれば、プロフェッショナルなマインドも組織としての在り方も成熟しているでしょう。
もしくはベンチャーとして始まったばかりのファームであれば、必死さも相まって真剣にクライアントやコンサルティングサービス提供、人材育成について考えて実行することでしょう。
残念ながら筆者「きつね」が転職したコンサルティングファームは、「規模は小さいけれど、ある程度の売上もあるコンサルティングファーム」でした。
この中途半端さが、経営層のリーダーシップも削いでいき、組織文化も中途半端な状態に陥ったのではないかと思います。
「自身の専門性を有していて自分の思うように提案をしていきたい」という方であれば、適するファームなのかもしれません。
あくまで、自分の転職理由と価値観には適さなかった。
それだけなのです。
合わないのであれば、転職をするほうがファームにとっても自分にとっても、クライアントにとっても幸せでしょう。
これが2回目のファームtoファーム転職を考え始めた背景です。
コンサル業界の転職をするうえで相談役を見つける
1回目の転職は「外の世界で通用するのか」と焦っていた部分もあったので、考えが浅かった部分もあったと思います。
少ないながらもマーケティングに関するコンサルティング経験を得られたわけですから、この経験を踏まえてBIG4や外資系コンサルティングファーム、価値観に合うベンチャーコンサルとフラットに見てみたいと思います。
今回の転職活動も、以前お世話になったアクシスコンサルティングさんにサポートをお願いします。
アクシスコンサルティングさんに転職活動のサポートをお願いした記事はこちらに書いていますので、あなたもコンサル業界の転職を考えているなら読んでみてください。
次は転職先の候補になるコンサルティングファームを選んで記事にしますね!
