もう古い?ビジネスにおける「守破離」の変化とは

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ビジネスは「守破離」が重要と古くから言われています。

守破離とは、武道や茶道などの日本に伝わる○○道における修行の段階を表す言葉です。

もとは安土桃山時代の茶人として有名な千利休による教えであったと言われています。

規矩作法 り尽くして るとも るるとても 本を忘るな

きくさほう まもりつくして やぶるとも はなるるとても もとをわするな

『利休道歌』より

ビジネスにもこの教えは適用できると言われていますし、この教え自体には違和感はありませんでした。

しかし、最近は個人的な考えが少し変わってきています。

時代の環境変化スピードがより早くなっていくことは想像に難くありません。

そのような未来を想像するとこれまでの守破離という考え方に意味がなくなるのではないか、新しい基準や仕事の型はこれから築いていかれるのではないか、と考えるのです。

この疑問について、個人的見解を記していきます。

目次

「守破離」はハードスキルに対する考え方だった?

「守破離」は仕事の実務遂行手段を学び、その改善を編み出すというものであり変化の少ない環境においては有効な考え方であったと思います。

研修を行い、マニュアルに準じて作業を行うことは「守」であり、徐々に業務効率化や改善案を考える「破」や「離」に至る。

業務を遂行する実務手段というハードスキル観点においては、守破離は最適だと思います。

しかし、ITの発展により、これまで存在していた業務をベースにした改善・発展は意味を成しえない時代に変化しています。

紙の書類に押印する承認工程を効率化するにはハンコを押してもらう承認工程自体を減らすことも大事ですが、デジタル化してしまった方が劇的に業務が改善されることでしょう。

このように劇的に変化するビジネスの現場において重要となるのは、新しい実務手段を構想する力になると思うのです。

その前提としての「ビジネスルール理解とリスクコントロール」さえ出来れば、型にはまった遂行手順である必要性はありません。

ビジネスのルールを理解し、リスク(法律やポリシー等)を管理統制し、IT等も駆使して実務遂行策・課題解決策を創造する。

日本の生産性向上を図るのであれば、積極的に変革を捉える必要があります。

AIを技術的背景とした情報解析による新しい価値の創造や発見、RPAを使うことでの単純労働時間の削減等は「純粋な守破離」の延長線上から到達するには多大な時間を要することでしょう。

愚直に実務遂行手段を学び体得していくよりも、図解思考によるモデリングでデータフローや業務フローを可視化し、ITを駆使した改善方法を検討する方が、飛躍的な価値を生み出せる可能性が高い時代です。

「守破離」の適用はソフトスキル中心に

しかし、マインド面においては「守破離」は変わらず有効だと思います。

心構えや立ち振る舞いというプロフェッショナルとしての人間性については、先達の姿から学び、教えを守ることで自身を変革していく機会・期間を設けていくことは有効です。

むしろ、このような学びや成長というのは、ITで実現することは現状では難しいでしょう。

eラーニングやセミナー、読書だけで体得することも分かった気になってしまい、体得していくことは困難でしょう。

マインド面や人間性というソフトスキルは、実際に自身が経験をして感情が動かないと本当の意味での変化は生じないものです。

例えば、生まれつき障害を持った方が、周りの方と支えあって生きる姿を扱う映画を見て、感動したとしましょう。

「明日、募金をしよう!」

一時的にはそう思って、実際に募金もするでしょう。

では、その感情はどれ程の期間、維持されるのでしょう。

人間性やマインドが本当に変わったのであれば、無意識的にそのような行動をするはずです。

2時間の映画を見ただけの人よりも、10分でも障害を持った方と接した方が自身の経験として脳には深く刻まれるでしょう。

大事なのは、実経験です。

自身の内面的な変革には経験が必要で、それは先達の後ろ姿を見ることでの疑似体験でも構いません。

同じ場にいて自分事として捉えることが大事です。

「守破離」という考えはソフトスキルにおいて重要な考え方となる。

これを裏返すと、師事する人やメンターの選択がビジネスパーソンとしての成長に大きな影響を与えることを意味します。

追いかける背中を間違えないようにしてくださいね。

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