コンサル業界用語をご紹介:アサイン・チャージ・アベイラブル等々

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コンサルティング業界では英語由来のカタカナ語がよく使われます。

私が新人時代によくわかっていなかったカタカナ語を少しだけお伝えします。

目次

アサイン(Assign)

コンサルの仕事はプロジェクト単位で行われることが基本です。

プロジェクトに参画することをアサイン(Assgin)と呼びます。

例文:「次のアサイン先、決まった?」「アサインが決まらない・・・。」

「プロジェクト」というのは定常業務と異なり、明確な目的を伴った有期的な活動と定義されます。

コンサルティングファームではマネージャー以上のコンサルタントがクライアントへ提案、もしくはご相談をいただいてプロジェクトが発足されます。

マネージャー以上のコンサルタントはクライアントとの折衝やプロジェクトの品質管理をミッションとすることが多いです。

実際の推進業務というのはファームに在籍するコンサルタントの中から、プロジェクトに参画させるメンバーを選定します。

スキル・知識・経験・人柄・コンサルタント自身のキャリアプランなどを勘案してプロジェクトにアサインするメンバーを決めるので、「割り当てる」という意味の英単語であるアサイン(Assgin)が使われています。

チャージ(Charge)

コンサルタントとしての売上、という意味で使われます。

例文:「次のプロジェクトでのチャージはいくら?」

イメージとしては、航空機や自動車に燃料をチャージする、という感じでしょうか。

コンサルタントはプロジェクトにアサインされることでクライアントからコンサルタントフィー(ご支援費用)をいただきます。

プロジェクト自体に予算があって、その中でコンサルタントフィーが割り振られます。

ファームとクライアント企業との間では、会社対会社の契約になりますので一括で支払われることが基本です。

ファームが受け取ったコンサルタントフィーを各コンサルタントに責務などに応じて案分します。

その案分された額が各コンサルタントの売上、チャージとなるのです。

アベイラブル(Available)

コンサルタントがプロジェクトに参画していない状態を指します。

日本のファームでは「アベる」という風に略して使うこともあるようです。

例文:「来月からアベイラブルです。」「またアベった。」

プロジェクトにアサインされていないコンサルタントは言わば、社内で職探しをしている状態です。

いつでも次のプロジェクトに参画できるということで、「利用できる」という意味のアベイラブル(Available)が使われています。

アベイラブルはコンサルタントが嫌いなカタカナワード優勝じゃないでしょうか・・・。

プロジェクトにアサインされていない=チャージがないので「ノーチャージ(No charge)」=コンサルタントとして稼働していないので「アイドル(Idle)」という言葉が使われることもあります。

バリュー(Value)

コンサルタントがクライアントやプロジェクトに対して提供している価値を指しています。

プロジェクトにアサインされてチャージがあっても、プロジェクトの中で価値を発揮できていなければコンサルタントとしての存在価値がないと判断されてしまいます。

費用対効果はコンサルタント1人1人に対してシビアに判断されます。

コンサルタントに支払うフィーに対して、クライアントが感じる価値が期待値を下回っているのであれば「バリューがない」と社内外で評価されてしまいます。

最後に

今回は基本的な単語ばかりでしたが少しずつ、カタカナ語の説明を増やしていきたいと思います。

企業やプロジェクトによって同じ単語でも微妙に意味合いが違うこともあるので経験則に基づいてですが、そういった曖昧な言葉についての一見解を示していき、単語による認識齟齬をなくしていきたいですね。

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