最初に質問です。
「あなたの強みはなんですか?」
この質問に明確に回答できる人はそう多くないでしょう。
むしろ自分の強みが分からず、探し続けている人の方が多いのではないでしょうか。
筆者「きつね」もそんな1人でした。
でも、ある本に出会って少しは自分の強みや才能に気付くことができました。
あなたが「自分の強みはなんだろう」と悩んでいるのなら、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』を手にしてください。
『ストレングスファインダー』オススメ読者

仕事をする全ての方にオススメできますが、特に以下の方には自分を見つめなおす良い機会となるでしょう。
- 社会との繋がりの中で、他の誰でもなく自分の強みを活かしたいと願う方
- 現在の仕事やキャリアが本当に自分に適しているのか悩んでいる方
- 就職や転職を考えている方
かく言う私も自身のキャリアに迷っていました。
心理学を起点にコンサルタントとカウンセラーの両輪で社会や人々に貢献できる人間になりたい。
そう思っていても、実際に「才能=自分」に適した仕事やキャリアは、もっと違う世界を歩めと言っているのではないか、と。
ですが、この本を読んで安心できました。
正確にはテストを受けることができて、安心しました。
詳細は次の章でお伝えしましょう。
書籍概要
まずは基本的な思想の話からお伝えして、「ストレングスファインダーとは?」という疑問にお答えします。
「才能」に対して「投資」をして「強み」にする
この本は「強みの強化・長所を伸ばすこと」に重きを置いています。
経営戦略の世界にも、SWOT分析という考え方があります。
これは外部環境「機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)」に対して、自社の「強み(Strengths)、弱み (Weaknesses)」をどのように扱って戦略を描くかという考え方です。
個人の人生やキャリア戦略においても考え方は同じで、そもそもとして自身の強みや弱みを把握しておくことがとても重要です。
次に考えるのは、以下の2つでしょう。
- 強みを強化するのか
- 弱みを克服するのか
あくまでこの本では「強みを強化」することにフォーカスを当てるべきというスタンスです。
個人的には弱みを克服する為の努力も一定は必要だと思いますが、弱みの克服・強みとなり得ない資質と関係する努力を重ねても、人生において大成はしないでしょう。
ある分野で弱みを克服できたとしても、その分野に強みを持つ他人にあっという間に凌駕される。
努力することに喜びを感じ、その過程で困難を乗り越えた成長を感じ満足するのなら、それはそれで良いのかもしれません。
ですが、才能(じぶん)に投資を行うことで、強みを活かした人生を送れることの方が、唯一無二のあなたの人生価値を最大化してくれると思いませんか?
ストレングスファインダーとは
ここまで来て、冒頭の質問に戻ります。
「あなたの強みはなんですか?」
【さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0】では「強み」を以下の式で定義しています。
才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)
×
投資(練習やスキル開発、知識を身に付けるためにかける時間)
=
強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
このことを自分一人で考えても答えが分からない、もしくは自分にとって都合の良い結果となるように主観的に判断してしまうでしょう。
巻末にあるアクセスコードを入力してウェブテストを受けることで、34個ある資質からあなたの強みとなる可能性を秘める「才能」を見つけ出してくれます。
34の資質
- 適応性
- 運命思考
- 成長促進
- 共感性
- 調和性
- 包含
- 個別化
- ポジティブ
- 親密性
- 活発性
- 指令性
- コミュニケーション
- 競争性
- 最上志向
- 自己確信
- 自我
- 社交性
- 達成欲
- アレンジ
- 信念
- 公平性
- 慎重さ
- 規律性
- 目標志向
- 責任感
- 回復志向
- 分析思考
- 原点思考
- 未来志向
- 着想
- 収集心
- 内省
- 学習欲
- 戦略性
あなたの持つ資質から人生の武器となる才能・強みを見出すというテストが「ストレングス・ファインダー2.0」というウェブテストです。
ここで注意して頂きたいのは、アクセスコードは1度しか使えないという点です。
中古品として出回っている本は大抵がアクセスコード使用済みとなっているので購入は新品をオススメします。
章の締めくくりとして、印象的だった文を引用したいと思います。
何にでもなりたいものに「なれない」が、本当の自分を大きく飛躍させることが「できる」。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
ドナルド・O・クリフトンとは
ストレングスファインダーはギャラップ社というアメリカの会社により運営されています。
このギャラップ社を率いていたのが2003年に亡くなった故ドナルド・O・クリフトン氏です。
1924年にアメリカのネブラスカ州で生まれた彼は、米国空軍で活躍した後、数学・心理学を修め、ネブラスカ大学で教育心理学の教授として教鞭を執っていました。
教授時代の研究テーマに「才能と卓越した才能を持つ人」を扱ったものがあります。
大学での教授時代を経て、セレクション・リサーチ社を立ち上げた彼は、才能や強みにフォーカスをした採用コンサルティング事業を行うことで会社を急成長させました。
そして、1988年には世論調査会社として著名だったギャラップ社を買収することになったのです。
目次
【さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0】は大きく2章構成となっており、最初の章では「才能を見出し、強みとすること」の重要性を説いています。
次の章では、ストレングスファインダー2.0に結果に基づいて、あなたの才能を強みとする為の行動アイデアが記されています。
- まず、あなたの強みを見つけよう
- あなたの強みを活用しよう ー 34の資質と行動アイデア
オススメ実践内容
まずは何と言ってもストレングスファインダー2.0を受けてみることです。
自分の才能が分からなければ、その後に何をすれば良いのか、どのように努力をすることが自分の価値を高めていくのか見当がつきません。
ちなみに私がストレングスファインダー2.0を受けてみた結果、上位5つの資質は下図のようになりました。

結果からしても、自分はコンサルタントという職種は才能に適しているのではないかと思います。
あとはどのように才能に対して投資をしていくかですが
【さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0】に書いてあることを実践してみます。
この5つの才能を伸ばしていき、自分の価値を高めていく。
- 学習欲
- 個別化
- 戦略性
- 達成欲
- 目標志向
そのスタートを踏み出せたのは、この本で自己分析ができたおかげです。
最後に質問です。
「あなたの強みはなんですか?」
まずは無料の診断テストを行いたい方は、こちらの記事もご覧ください。

今回、筆者「きつね」が実際に読んだオススメの本をご紹介させていただきました。
他にもコンサルタントとして多くの本を読んだなかで、「これは必読!」と感じた本を厳選した紹介記事も書いています!
ぜひよろしくお願いいたします!
