【要約】『新版 はじめての課長の教科書』中間管理職になったら読むべき本

当ページのリンクには広告が含まれています。
はじめての課長の教科書
  • URLをコピーしました!

あなたは、組織で課長になられた方でしょうか?

仮に組織に属していなくとも、誰かと仕事をしていくうえでは共に仕事をする仲間と協力をして、時には管理をして、自分の専門性を活かして物事を前に進めていく必要がありますよね。

今回は、珍しくも「課長」という中間管理職にフォーカスを当て、その存在価値を見直さざるを得ないと思わせる名著の紹介です。

タイトルは・・・

新版 はじめての課長の教科書

私が人材マネジメントで悩んだときには何度も立ち返るような、管理職のバイブル的な本です。

実際に部下のマネジメントに使えるノウハウも満載です。

余談ですが、この本の装丁は個人的に好きです。

目次

『はじめての課長の教科書』オススメ読者

私がこの本を始めて読んだのは部下の育成に悩んでいるときでした。

自社の上長であるパートナーやクライアント企業の社員と課題に対応しつつ、部下である若手コンサルタントのマネジメントと育成を行うことのバランスを保つのが難しく悩んでいるときでした。

オススメ読者

  • タイトル通り、これから課長になる方・課長を目指す方
  • はじめて部下を持つようになった若手管理職の方
  • 中間管理職として日々の業務に辟易として誇りを失いかけている方

個人的に一番読んでいただきたいのは意外に3点目に該当する方かもしれません。

日本の企業組織で中間管理職が担う役割はとても重要ですが、上と下の板挟みで疲れてしまい、誇りも失いかけている方が多いのではないでしょうか。

それは、とても悲しくもったいないことだと思うのです。

新版 はじめての課長の教科書】を読んで、日本の中間管理職層がビジネスを盛り上げていく機運が高まれば、日本経済界は面白くなっていくのではないかと思うのです。

「年収を上げたい・キャリアアップをしたい!」

「副業/複業に挑戦したい!」

「投資をして不労所得を得たい!」

筆者「きつね」と同じく、あなたもそう思っているのではないでしょうか?

書籍から知識を得ることであなたの目的達成に近づきますが、本を購入すると費用も場所も負担になりますよね・・・。

そんなお悩みを持つあなたにオススメするのがAmazon Kindle Unlimitedです。

200万冊以上の本が読み放題になるAmazon(アマゾン)の電子書籍読み放題サービスで、「あなたの年収を上げる・サイドFIRE実現を助ける・不労所得をゲットする」本が見つかります!

電子書籍よりも紙の本が好きという方もいるかもしれませんが、初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能です。

使いにくければ30日経過する前に解約をしましょう。

無料期間終了後は月額980円で使えます。

「1か月だと読み切れないし、1年だと長すぎるかも・・・。」

もちろん、いつでも解約できるので3か月くらい集中して本を読み漁って解約するという使い方でも良いかもしれません。

>>Amazon Kindle Unlimitedを無料で試してみるAmazon Kindle Unlimited

初回利用は30日間無料!200万冊以上の本が読み放題

著者(酒井 穣)

著者は株式会社リクシス 取締役副社長CSOの「酒井 穣」さんです。

  • 酒井 穣(さかい じょう)
  • 1972年、東京生まれ
  • 慶應義塾大学理工学部卒
  • Tilburg大学経営学修士号(MBA)首席取得
  • 商社にて新事業開発、精密機械の輸出営業などに従事
  • その後、オランダの精密機械メーカーエンジニアとしてオランダに約9年在住
  • 帰国後はフリービット株式会社取締役を務め、複数社顧問・NPOカタリバ理事なども兼任
  • 2016年株式会社リクシスを創業

リクシスという会社は高齢化社会に対応した各種サービスを展開しています。

著者である酒井さんご自身も20年に渡る介護経験者だそうです。

時代に即したサービスを展開する企業として今後の成長に期待ですね。

あわせて読みたい
株式会社リクシス | Lyxis Co., Ltd. 世界に先駆けて超高齢化時代に突入する日本。株式会社リクシスは、最先端のIT技術と介護プロフェッショナルの知見、そして人と組織にかかわる変革デザイン技術を結集し、シ...

目次

目次をご紹介します。

  • 第1章 課長とは何か?
  • 第2章 課長の8つの基本スキル
  • 第3章 課長が巻き込まれる3つの非合理なゲーム
  • 第4章 避けることができない9つの問題
  • 第5章 課長のキャリア戦略
  • 第6章 活躍する課長が備えている5つの機能

目次をご覧になってどう思いますか?

ここまで「課長」というポジションだけに注目した書籍ってないですよね。

『はじめての課長の教科書』概要

新版 はじめての課長の教科書
はじめての課長の教科書

経営層と現場との橋渡し・ハブとしての役割が求められる重要なポジションが課長であり、そのうえで現場最前線に居るからこその苦労・やりがいに気付かせてくれる本です。

言うなれば、課長は「戦場最前線に立つ将」という捉え方ができるのではないかと思いました。

プレイヤーとしての推進力とマネージャーとしての統率力は、正に戦場で兵を率いて戦う将軍のイメージにピッタリです。

(完全に趣味の話ですが、キングダムという漫画で主人公の信が戦場で出会う将軍たちも、推進力・統率力が秀でていました!)

概要として、私は重要だと感じた3つの章を中心に要約できればと思います。

基本スキル(第2章)

第2章である「課長の8つの基本スキル」で書かれていることは、課長の最も重要な役割と言っても過言ではないことに通じています。

重要な役割。

それは、

  • 部下を守り導くこと

です。

人は財産であり、部下や仲間の協力がなければ大事は成しえません。

しかしながら、様々な壁(現実)にぶつかるなかでモチベーションを下げてしまったり目標を見失ってしまう者は多く現れてしまうでしょう。

管理職としての課長は自らのモチベーションだけではなく、部下のモチベーション管理も重要な仕事となります。

そこで必要な基本スキルが8つ、説明されています。

8つのスキルについて1つずつは記載しませんが、以下の3点に集約できると解釈しました。

  • 部下の進む方向性を示す(方向性を気付かせる手伝いをする)コーチング力
  • 部下の状況に応じて「飴と鞭」を適度に使い分ける観察力
  • そして何よりも、部下の成長を思う気持ち(愛情)

ときには、本音を話せるような非公式な面談を行い、質問で相手の考えを引き出し導く必要もあります。

もちろん部下がミスを犯したのであれば𠮟ることで反省を促し、次に繋げてもらう学びを得させなければなりません。

部下のスキルや経験に対して、与えている仕事の難易度が足りていないのであれば、仕事の割り振りを考え直してあげなければなりません。

これらの言動の根底には、部下を思いやり成長を願う気持ちがあるはずです。

私のことを指導くださったマネージャーの方々も同じようなことを考えてくださっていたのだと実感しました。

私の成長度合いに応じてチャレンジングな仕事をアサインしてくれたり、重要局面では「私が君たちを守る」と仰ってくれたのは安心感に繋がったのを覚えています。

自分自身がクライアントを含めてチームを率いる機会が増えた近頃はリーダーシップや人材マネジメントに対して、アンテナが働くようになりました。

恐らく、うつ病・適応障害と診断されたことも影響して「各人の幸せな働き方」を考えるようになったのも影響しているのでしょう。

これからは、私が8つのスキルを実践する立場です。

避けられない問題(第4章)

最初に目次を読んで「避けることができない9つの問題」という章を見たときに、以下の問題が真っ先に目に飛び込んできました。

問題3 心の病にかかる部下が現れる

新版 はじめての課長の教科書

私の上司に視点を切り替えると、正に「心の病にかかる部下が現れた」という感じでしょうね・・・。

正直な話、この問題が自分に直結し過ぎていて、あまり問題意識を抱きませんでした。

コンサルティング業界に属しているバイアスがかかっていますので、いわゆる日本の大企業に勤めていらしゃる方にとっては確かに大きな問題と捉えられることが多いかもしれませんね。

他の問題として記載されているような「部下が辞める」「外国人と働く」「年上の部下を持つ」といったことは当然ですから。

と、上記の文章を書きながら「心の病にかかる」というのも「割とコンサルティング業界では珍しくないのでは・・・。」と思ってしまいました。

こちらの記事にもあるように、コンサルティング業界でも働き方改革が進んでおり、会社としての対策を講じているファームも増えています。

ですが、現場で戦っている部下と日頃、直接相対している管理職は課長相当であうマネージャーでしょう。

書籍内では課長がメンタルヘルスケアの基礎を学ぶことを推奨していますが、個人的には昇進の必須要綱にしても良いのでは?と思いますけどね。

活躍する課長が備える機能(第6章)

第6章の内容として挙がっている5つの機能は総括に等しいと思うので転記させていただきます。

機能1 個の力

機能2 指示を受け、指示を出す

機能3 報告を引き出し、報告する

機能4 社内外の個人や組織との連携

機能5 組織力の強化

新版 はじめての課長の教科書

課長に職位している個人を組織の中の機能として見たときに、期待される機能です。

組織の長として部下を率いるに足る人物であるのか、経営と現場を繋ぐ存在として機能するのか、部下を育て導くことができているのか。

あなた自身がその役割を果たせているのか。

確認する方法として、第6章には上記の5つの機能を果たせているかを確認する30のチェック項目が記載されています。

現状を把握するためのツールや、自分に足りていない部分を可視化して今後の目標設定に活かすこともできます。

私はいつでも振り返ることができるように、30のチェック項目をExcelでチェックリスト化して、個人パソコンのフォルダに保存してあります。

組織に属しているか否かに関わらず、ビジネスパーソンとしての成長度合いを測るチェック項目として活用できるのでフリーランスや個人事業主の方もご一読されることをオススメしたいです。

最後に

新版 はじめての課長の教科書】は下手をすると心身共に浪費していくイメージの強い中間管理職である課長にスポットを当てた珍しい本です。

確かに経営と現場の板挟みになるポジションではありますが、「戦場最前線に立つ将」として解釈を変えることで、その役割が果たす責務の重要性を再認識できるでしょう。

サイドFIRE・不労所得のオススメ記事

筆者「きつね」は30代で3,000万円の資産を形成して、不労所得を毎月10万円得ることを目指しています!

サイドFIREや不動産投資・配当金による不労所得についての体験談記事をご紹介します。

サイドFIREを実現するためには「年収増・節約・投資」の3セットが重要。

一緒にサイドFIREを目指しましょう!

>>【サイドFIRE】2023年1~3月の不労所得を公開!月3万円の不労所得を維持

>>【目指せサイドFIRE】2022年の不労所得は35万円!月平均約3万の不労所得!

>>【サラリーマン向け6選】マンションで始める不動産投資のおすすめ教科書・入門書をご紹介【要約あり】

>>【月2万節約】ソニー生命の低解約返戻金型終身保険を払い済み保険に変更

>>【公開】会社員が低リスクで月3万の不労所得を得る方法3選

>>楽天マガジン年額プランで雑誌代節約!コンサルならビジネス情報の収集にオススメ

>>【FIREを目指して投資】まずは節約&固定費削減!『入金力』を高める方法5選を実践!

>>【要約】『金持ち父さん貧乏父さん』を図解!FIREを目指すなら必読!

>>【口コミ通り高評価】AZ Creation(エージークリエーション)で毎月キャッシュフロー黒字化を実現!

>>【不動産投資】『エージークリエーション』と『RENOSY』比較!都内中古区分ワンルームを『セカオピ』に評価依頼した!

>>【サイドFIREを目指す理由】コンサルタントを辞めて、お金に縛られない働き方を目指す

>>【要約】『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』でFIREを!

>>【儲からないと判断】RENOSYは評判ほどではないが、不動産投資初心者にはメリット【残念】

コンサルティング業界転職体験談まとめ

筆者「きつね」がコンサル転職を2回行った体験談をまとめています!

30代で資産3,000万円を築いて、サイドFIREを実現したい。

そのためにコンサルティング業界で働いて年収を上げるため頑張っています。

転職をすることで年収を上げる、もしくは労働環境を改善させながら年収を維持することも可能です。

コンサル転職の成功は人それぞれですが、あなたのコンサル転職を成功させるため、ぜひ筆者「きつね」の体験談を参考にしてもらえたら嬉しいです!

コンサル転職体験談のオススメ記事

>>【コンサル転職体験談】客先常駐=高級派遣?アクセンチュアやベイカレントなどの総合系コンサルが揶揄される理由

>>【コンサル転職体験談】コンサル業界はブラック?転職ならホワイト500の日系総合コンサル

>>【コンサル転職体験談】20代で年収1,000万!コンサルタントが年収を上げてきた思考法を伝授!

>>【体験談】コンサル特化の転職エージェント『コトラ』に相談した結果は?

>>コンサル転職特化の転職エージェント『アクシスコンサルティング』は評判通りの面接対策力!

>>【3つの理由】「20代でコンサルタント就職・転職」が市場価値を高め、年収を上げる!

>>そもそもコンサルとは?外資系総合コンサルタントの職位別相場年収も!

>>コンサル流「市場価値を上げる休日の過ごし方」を紹介!暇な社会人こそチャンス!

>>【実録】コンサル転職スケジュールを公開!実際の転職ステップで要点を解説!

>>コンサル転職活動記:現職の総合系コンサルファームを辞める理由は?

>>【コンサル:ケース面接】コンサル就職・転職前に必読!ケース面接の対策本3選!

>>【コンサル転職記】職務経歴書|書き方のコツ!書類選考は全社通過!

>>【コンサル転職記】転職候補はアクセンチュアソング、デロイト、PwC、インキュデータ

>>【コンサル転職記】ファームtoファームの転職活動!BIG4か外資コンサルかベンチャーコンサルか

>>転職活動の情報収集!4つの情報源を意識せよ!

>>【コンサル転職体験談】コンサル業界挑戦で学歴コンプレックスに陥るも克服した話

>>【コンサル転職体験談】面接でした逆質問を紹介!志望度を間接的に伝える重要要素

>>【未経験30代のコンサル転職】コンサル転職に失敗する人の特徴3選

>>コンサル転職は不安で当然!コンサルティング業界への転職不安を乗り越えるために鍛える3つのスキル

コンサル転職を成功させるため転職エージェントを複数利用

筆者「きつね」が内定までサポートしてもらった転職エージェントはアクシスコンサルティングでした。

>>コンサル転職特化の転職エージェント『アクシスコンサルティング』は評判通りの面接対策力!

もちろんオススメですが、コンサルティング業界・ポストコンサル転職を目指すなら、転職エージェントは複数登録しておいた方が良いでしょう。

1つの転職エージェントから得られる求人情報は偏ってしまいますし、キャリア相談におけるセカンドオピニオンを得られることが複数の転職エージェントを活用するメリットです。

以下が筆者「きつね」も利用した転職エージェントです!

最近はコーチングにお金を払って転職をサポートするエージェントもいますよね。

ご紹介しているサービスはあくまで転職エージェントなので、無料で利用可能です!

転職活動の初期は複数の転職エージェントから求人情報をもらいつつ、担当さんとの相性も見極めましょう!

>>リクルートエージェント|10万件以上の非公開求人!

>>コトラ|ハイクラス転職に強い!

>>DODA|安心のサポート力!

はじめての課長の教科書

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次