20代では「I型人材」を目指せ!30代からは「T型人材」と「H型人材」!

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20代は「I型人材(スペシャリスト)」を目指すべき。

キャリアを構築していく過程でスペシャリストを目指すのか、ゼネラリストを目指すのかは良く議論になります。

業界や職種、個人の価値観によって答えは変わりますが、筆者「きつね」は少なくとも20代では「I型人材」を目指すべきだと考えています。

そもそも「I型人材」って何?という方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと説明をしているので大丈夫ですよ。

筆者の考えるキャリア構築プランをご紹介することで、あなたのキャリア構築の参考となれば嬉しいです。

本記事のまとめ

  • 20代は「I型人材(スペシャリスト)」を目指すべき
  • 30代は「T型人材」を目指し、組織で成果を出すことを考える
  • 40代は「H型人材」として、ビジネスの中核人材となる
目次

基本は「I型人材」と「一型人材」

まずはキャリア構築の基本となる「I(アイ)型」と「一(イチ)型」について触れていきます。

I型人材・一型人材
I型人材・一型人材

「スペシャリストかジェネラリストか」というキャリアの考え方です。

1つの領域に特化して、深い知識を身に付けた人材を1本の柱があるように見立て「I型人材」と呼びます。

一方で、橋を架けるように広い知識を持ち合わせた人材を「一型人材」と呼びます。

総合職として採用され、定期的に人事異動をすることで様々な部署の仕事を学ぶケースは日本の大企業では未だに残っていますが、これが「一型人材」育成の主流な方法です。

これらがキャリア構築の基本形になります。

20代は「I型人材」を目指せ

筆者「きつね」は、20代では「I型人材」を目指した方が良いという考えを持っています。

コンサルタントとして色々なクライアント企業とプロジェクトをご一緒させていただきましたが、活躍されている方や「他社に転職をしても重宝されるだろうな」と感じる方は、少なくとも1つの専門領域・得意領域を持ってました。

終身雇用制度が成り立っていた一昔前の日本企業であれば、人事異動を繰り返しながら「1つの会社で上手く生き抜く術」を学ぶ総合職は良い選択肢だったかもしれません。

しかし、ITがビジネスと密接に関わるようになってイノベーションの速度が格段に速くなりました。

ビジネスのスピードが上がった現代においては、専門性を持った人材が集まり知見を持ち寄って課題解決に臨むほうが効率が良くなります。

当然にスペシャリストをまとめあげるようなジェネラリスト的役割も必要ですが、ジェネラリストはマネジメント層の人間が担うべき役割です。

特に、20代で広く浅い知識やスキルを有していても「活かしどころが見つからない」ということになりかねません。

仮に30代での転職を考えてみましょう。

「20代では3部署異動して、先輩や上司に指導してもらえれば何とか仕事ができるAさん」と「マーケティングであれば戦略企画から実行まで独力で引っ張れるBさん」がいるとします。

どちらが転職をしやすいかは明確で、Bさんです。

そして20代で専門性を磨いておけば、貴重な経験を得られる可能性も高まっていきます。

AさんとBさんで、重要なプロジェクトのメンバーとして招集したいのは確実にBさんです。

個人のキャリア構築面でも、企業の競争力確保面でも20代はI型人材を目指すことが良いと言える理由になります。

30代は組織戦を率いる「T型人材」に

ビジネスの世界で主力として扱われるようになる30代では「T型人材」を目指すことが望ましいと思っています。

自分の専門領域を持ちながら、幅広い知識を持つ「越境人材」です。

「I型人材」からのキャリア構築は下図にある2パターンが考えられます。

I型人材・T型人材

自身の専門領域を更に深掘っていき、深い知識を身に付けるパターン。

もう1つが専門領域を有しながらも、他領域の人材とコラボレーションできるジェネラリスト的側面も備えた人材である「T型人材」です。

この両者はどちらが優れているということはありません。

どちらを目指すかは個人の資質にも左右されるので、あなたに適しているのはどちらのパターンかを20代から考えておくことが重要です。

20代で「I型人材」を目指して専門性を身に付ける努力をしておかないと、30代での向き不向きはどちらかの判断は難しくなってしまいます。

20代でジェネラリストとして活躍できなかった人間が、30代で専門性を身に付けようと切り替えても転職先を探すことが困難であることは想像に難くないでしょう。

実現するには年収を大きく下げる覚悟が必要でしょうね・・・。

企業側に目線を転じると、業界でも一目置かれるようなスペシャリストでも、「T型人材」でも貴重な戦力です。

このレベルまでくれば現職で活躍をし続けることも、転職をして自分の描くキャリアアップを目指すことも可能になってきます。

キャリアの選択権が、あなたの手にある状態になる。

この状態を30代までに成し遂げるのが、1つのゴールになっています。

40代は「H型人材」としてビジネスの中核人材に

40代というのは、現在の筆者「きつね」では想像できない世界であるのが正直なところです。

しかしながら、40代ではビジネスを主体的に動かしていく人材であることが望ましいと思っているので、「H型人材」を目指そうと思っています。

「H型人材」とは「T型人材」に“もう1つの専門領域”を備えた人材です。

H型人材
H型人材

自身の専門領域を複数持ち、他の領域のスペシャリストとも協業してイノベーションを推進できる人材が「H型人材」だと信じています。

筆者「きつね」が将来的に目指したい姿は「H型人材」です。

自分が「I型人材」か「T型人材」かを考える機会をしっかり持つ

あなたが「I型人材(の深掘り)」か「T型人材」のどちらを目指すことが望ましいのかは、筆者「きつね」には分かりません。

日本の企業が成長を続けていき、その中であなた自身の市場価値を高めることができるのは「I型人材」を起点としているということを信じてほしいと思います。

あなた自身がどのような「I型人材」となるかを考えるために、自己理解を深めていただくことは役立つと思います。

自己理解を深めるため『ミイダス』を始めとした自己診断サービスを行うことをオススメしています。

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中長期的なキャリア構築を考えるうえでは、信頼できる転職エージェントの意見を聞くことも大事です。

自分の思い込みや現職の評価基準だけでは安心していては、人生の転機を考えたときには「時すでに遅し」という結果になってしまう可能性すらあります。

筆者「きつね」がアクシスコンサルティングという転職エージェントに相談した記事を見てくださると分かると思うのですが、自分では気付けない観点で真摯にアドバイスをいただけます。

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