【書評】『思考法図鑑』はビジネスフレームワーク図鑑の姉妹本!ビジネスパーソン必読

翔泳社から出版されている「思考法図鑑」は、辞書的に使える優良ビジネス書です!

コンサルタントとして働いているので、「○○思考」という言葉には結構興味があったのですが断片的に学んできた感じがあります。

マネージャーとして働いていくなかで、改めて網羅的に「○○思考」を学びたい、と思う日が増えたのです。

そこで、この本の目次に書いてある「思考法の一覧」を眺めた結果、購入を決めました。

目次

書籍概要

合計で60個にも及ぶ問題解決の思考法・発想法がまとめられている本書。

まずはビジネスパーソンは、巷に溢れる「思考本」を買う前に本書を購入することをオススメします。

そのうえで、気になる思考法があれば深掘りするために関連する本を購入した方が、コスパ良くビジネス思考力を磨いていけます!!

思考力を高めるということは、ビジネスパーソンにとっては武器を磨くこと。

Excelで関数を使えるようになることや、英語を読み書きできることも重要ですが、結局はそういったスキルをどのような思考に基づいて問題解決に活かすか。

肝心要のビジネス問題の解決力を高め、ビジネスを前に進める力を身につけて、ご自身の市場価値を高める手段として必読。

おすすめ読者

  • 自分なりに勉強をしても評価されずに悩む社会人
  • 資料作成やアイデア整理が苦手で自分の意見を発信できない方
  • 同期や後輩に負けないで自分の意志決定力・ビジネス力を高めたいと考える方

目次

すべての思考法は、目次で一覧化されています。

本書を購入しつつ、翔泳社の会員登録すれば、パワーポイント資料に活用できるフォーマットが特典としてダウンロードできます!

  • 序章 思考法を活用するために
  • 第1章 思考の基礎体力を高める
    • 01 論理的思考(ロジカル・シンキング)
    • 02 批判的思考(クリティカル・シンキング)
    • 03 演繹的思考
    • 04 帰納的思考
    • 05 アブダクション
    • 06 要素分解
    • 07 MECE
    • 08 PAC思考
    • 09 メタ思考
    • 10 ディベート思考
    • 第1章のエクセサイズ
    • コラム:思考のズームインとズームアウト
  • 第2章 アイデアの発想力を高める
    • 11 ブレインストーミング
    • 12 類推思考
    • 13 水平思考
    • 14 逆説思考
    • 15 IF思考
    • 16 素人思考
    • 17 トレードオン思考
    • 18 プラスサム思考
    • 19 弁証法
    • 20 ストーリー思考
    • 21 2軸思考
    • 22 図解思考
    • 第2章のエクセサイズ
    • コラム:「開く問い」と「閉じる問い」
  • 第3章 ビジネス思考力を高める
    • 23 価値提案思考
    • 24 シーズ思考
    • 25 ニーズ思考
    • 26 デザイン思考
    • 27 ビジネスモデル思考
    • 28 マーケティング思考
    • 29 戦略的思考
    • 30 確率思考
    • 31 逆算思考
    • 32 オプション思考
    • 33 ビジョナリー思考
    • 34 コンセプチュアル思考
    • 第3章のエクセサイズ
    • コラム:小さく生んで大きく育てる
  • 第4章 プロジェクトの推進力を高める
    • 35 Why思考(目的探索)
    • 36 改善思考
    • 37 経験学習モデル
    • 38 ダブル・ループ学習
    • 39 プロセス思考
    • 40 横断的思考
    • 41 GTD
    • 42 自責思考
    • 43 ポジティブ思考
    • 44 ABC理論
    • 45 内観法
    • 46 相対的思考
    • 47 抽象化思考
    • 第4章のエクセサイズ
    • コラム:「Yes, And」で考える
  • 第5章 分析力を高める
    • 48 仮説思考
    • 49 論点思考
    • 50 フレームワーク思考
    • 51 ボトルネック分析
    • 52 ファネル分析
    • 53 相関分析
    • 54 回帰分析
    • 55 時系列分析
    • 56 Why思考(原因分析)
    • 57 因果関係分析
    • 58 因果ループ
    • 59 システム思考
    • 60 KJ法
    • 第5章のエクセサイズ
    • コラム:定量・定性データと仮説検証

特典の資料サンプルが欲しい方は、本書6ページ目に書いてあるダウンロードURLをゲットするために、以下のボタンからさっそく購入ください!

書籍詳細

「思考の基礎体力を高める」 「アイデアの発想力を高める」 「ビジネス思考力を高める」 「プロジェクトの推進力を高める」 「分析力を高める」 という5つの章で構成されています。

個人的には一度は頭から読むことをオススメします。

理由は、基礎的な思考力を高める「思考法」から、だんだんと実務的な内容に落ちていっているからです。

「思考の土台を作る⇒ビジネスを俯瞰的に捉える⇒推進⇒課題の深掘り」という段階を経ることで、様々なビジネスシーンに対応できる思考パターンを学ぶことができます。

もちろん、辞書的な使いかたをすることも可能なので、あなたが直面している悩みに応じて参考的になるページを参照しても大丈夫です。

それでは、各章で説明をしている内容を簡単にお伝えします。

本書を通して、あなたを活躍させてくれる思考法をマスターしましょう!

序章 思考法を活用するために

思考の分類を大別するという大前提を説明している序章になります。

思考の目的が「Why/What/How」のどれなのかを正確に捉えることの重要性が説かれています。

例えば、A事業撤退の要否を議論するのであれば、それは「そもそも、なぜA事業を行っているのか」という最上段から考える必要がありますよね。

そのうえで、「撤退するならどのように撤退するのか」を考えないと一気通貫の組織運営はできません。

思考の目的を捉える重要性を、序章で理解できると思います。

第1章 思考の基礎体力を高める

ビジネスパーソンとしての価値は思考力によってもたらされると言っても過言ではありません。

ただ単に作業をするだけでは、市場価値は上がりません。

AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセスオートメーションという、事務プロセス自動化技術)に置き換えられます。

むしろ、AIやRPAを使って「何を行うのか、なぜ行うのか、どのように行うのか」と考えて形にできる人材に市場価値があるのです。

こういったことを考えるには、何をおいても「思考の基礎体力」が重要。

「フレームワークは覚えているけど使いこなせていない」と悩む方は、この段階からトレーニングが必要かもしれませんね。

第2章 アイデアの発想力を高める

第2章で扱う思考法は企画職やデザイナー職の方には特に役立つ思考法です。

発想を広げるための思考法なので、アイデア出しの段階や「このアイデア以外に良い方法はない?」といったことを考えるときに活用できます。

第3章 ビジネス思考力を高める

「ビジネスモデル・キャンパス」や「シーズ思考・ニーズ思考」など具体的なビジネスモデルを考えていく、アイデアを現実に落とし込むときに使える思考法を紹介。

一覧を見ると、マーケティング職やコンサルタントが使いそうですね。

第2章で展開されたアイデアが定性的・感情的・右脳的だとするなら、定量的・論理的・左脳的なアプローチで検証するための思考法ですね。

第4章 プロジェクトの推進力を高める

この章ではプロジェクトを回していくうえで、関係者(ステークホルダー)の動機付けや反省・内省を促す思考法が扱われています。

目標設定や行動改善という意味合いで、チームメンバーの育成に使うこともできるでしょう。

思考の対象を「個人とするのか、組織とするのか」で多様な文脈に使える実務的な思考法です。

第5章 分析力を高める

第2章や第3章で捉えたアイデア・ビジネスモデル案を、より精緻に分析していく思考法です。

特にデータ分析はそれぞれに専門のテキストが必要なくらいに、統計的な意味合いを理解することは求められるので、本書ではあくまで「考え方を知る」に留まりますね。

しかし、このような分析は論理を補強してくれるので非常に重要です。

意外に分析をしないで「分析した感」を醸し出しているだけの資料やプレゼンも世の中には散らばっているもの。

資料やプレゼンストーリーに対して「突っ込む視点」を持つという目的や、「これからどんな分析手法を学ぼうか」と考える若手ビジネスパーソンは概要を押さえる、最適の章だと思います。

市場価値を上げるため、思考の引き出しを増やす

本書で取り上げられている思考法は、実際のビジネスシーンで本当に役立つものばかりです。

しかし、本書を一読しても、「あくまで理論を知った」段階でしかありません。

日頃の業務や自身の振り返りの中で、いかにして適切な思考法を使うかは、実践で勘所を磨くしかありません。

たとえ間違っていたとしても、その失敗は「学び」に繋がり、あなたの成長に繋がります。

人材としての市場価値を上げる第一歩として、まずは本書で思考法の引き出しを増やすことをオススメします。

いわゆる「ポータブルスキル」と言われる、どんな業界・企業でも役に立つ(評価される)スキルが、「思考法」ですから。

この本で学んだ思考法を活かす場は、あなたの職場にもあるでしょう。

しかし、コンサルタントとして働くことで、より実践する機会が増えて、社会に価値提供できる機会も増えていくと思います。

ぜひ、コンサルティングファームで働くことを考えてみてください。

ホワイトなコンサルティングファームに興味のあるかたは、ぜひこちらの記事もみてくださいね。

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